有価物であるプラスチック
プラスチックの長所と短所
こちらの項目では、プラスチックを製造などで使う場合のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
- 軽量で耐久性がある
- 金属などとは違い、軽量で耐久性があります。そのため、普段私たちが使う日用品から自動車部品などまで幅広く使われています。
- 錆や腐食に強い
- 酸やアルカリ、油に強いので、腐食することがありません。そのため、プラスチック製品は、屋外でも長期に渡って使うことができます。
- 透明性があり、着色が自由
- プラスチックには、透明性に優れているタイプもあり、着色も容易なので製品の外観を美しく仕上げることが出来ます。
- 大量生産向き
- 様々な成形・加工法が使えるため、複雑な形状も作りやすいので、効率的な大量生産を行うことが出来ます。
- 電気・電子的性質が優れている
- 絶縁性などの電気・電子的性質に優れているのでPC、OA機器などの電気製品にも多く使われています。
- 断熱性が高い
- 特に空気の泡を取り込んだ発泡体は、断熱性に優れています。
- 衛生的でガスの遮断性が高い
- 清潔で酸素・水分を遮断するので、食品を細菌などから効果的に守ります。
デメリット
- 熱に弱い
- プラスチックの種類によっては、火などのそばに置くと容易に変形してしまうことがあります。
- キズ・ホコリがつきやすい
- 表面が柔らかいため、キズがつきやすく、静電気によりホコリがつきやすいです。
- ベンジンやシンナーに弱い
- プラスチックの種類によっては、シンナーやアルコールがつくことで、溶解・変形してしまうものもあります。
廃プラスチックの利用価値
2004年時点でのプラスチックの生産量1,446万トンに対し、廃プラスチック利用率は、661万トン。そのうち有効利用率は60%と好調な数値を示しています。この理由は、プラスチックを必要とする様々な業界が3R(リデュース・リユース・リサイクル)への取り組みを本格的に始めたことです。そのため、国内の廃プラスチックのリサイクルシステムが着々と作り上げられてきています。また、香港・中国向けの廃プラスチックの輸出も加速しているため、リサイクルにおける国際循環も重視され始めています。
プラスチックの原料って?
プラスチックは、おもに炭素と水素からなる高分子化合物で、石油や天然ガスなどからつくられます。日本では、原油を精製してできる「ナフサ(粗製ガソリン)」を原料にしています。まず、原油を蒸留して得られたナフサを過熱・分解し、エチレン、プロピレンなどの簡単な構造の物質(低分子化合物)に変えて取り出します。さらに、得られた分子と分子を科学的に結合させ(重合)、新しい性質を持った物質をつくります。これらがポリエチレンやポリプロピレンなどで、合成樹脂や重合体(ポリマー)と呼ばれます。できたばかりのポリエチレンなどは粉や塊で扱いにくいため、いったん溶かして、加工しやすくする添加剤などを加え米粒状(ペレット)に形を整えます(通常はこの段階からプラスチックと呼ばれます)。そして、プラスチック製品を製造する成形工場に出荷されます。
チョコレート型とビスケット型
プラスチックには、大きく分けて2種類のタイプがあります。1つは、熱可塑性プラスチック、チョコレート型などと呼ばれるタイプです。それと、熱硬化性プラスチック、ビスケット型と呼ばれるタイプがあります。チョコレート型は、チョコレートと同様、熱を加えて溶かし、冷やすことで様々な形状をつくることができます。そして、また熱を加えることで溶解し、再成形することもできます。ビスケット型も熱を加え溶解できるという特徴はチョコレート型と同じですが、ビスケット型の場合、1度固まってしまうと2度と溶解することはできません。この点が、本物のビスケットと同様であるためビスケット型と呼ばれているのです。
プラスチックのリサイクル手法
地球環境の悪化が叫ばれる今日、廃プラスチックのリサイクル方法にも様々なものが登場しています。廃プラスチックのリサイクル方法として一般的な方法の1つとして、コークス炉ガスとしての再利用が挙げられます。廃プラスチックは熱分解することによりコークス炉ガスが得られます。ここで生み出されたコークス炉ガスは発電などのエネルギーとして再利用することができます。つまり、産業廃棄物のリサイクルにより新たに電力を作り出すことができるため、地球環境に多大な貢献をすることができる方法です。また、1995年からは廃プラスチックから油を取り出すという画期的な技術が実用化されました。今後も、地球環境に対する問題意識が高まり、より多くのリサイクル技術が生み出されることでしょう。弊社ではプラスチックをマテリアルリサイクルにて再度プラスチック原料に加工し、国内での原料販売・国内循環を進めております。